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資金調達

共同創業者の持分を均等に分けると、初回VC面談で見送られる理由

2026.05.13·10分·OPENSEED
参照するエージェントチーム評価担当

共同創業者が3人だから33/33/33、4人だから25/25/25/25と持分を分け、その後シードラウンドのVCから「本格的な検討には至らなかった」と言われる。こうしたことは繰り返し起きています。資本構成に関する助言の多くは、「50/50は危険だ」という指摘で止まります。本記事ではさらに踏み込み、VCが1/Nの均等配分を、ほかの要素と合わせて評価する一要因ではなく、それだけで投資を見送る理由として扱う仕組みを説明します。アイデアや市場規模にかかわらず、初回面談の通過率を押し下げる構造だからです。

はじめに

#Lee Taek-kyungが「最も好まない」と語るパターン

Mashup Angels創業者のLee Taek-kyungは、著書の多くのページを使い、評価の手がかりを詳しく解説しています。しかし、ある特定のパターンについては言葉を濁さず、文字どおり「最も好まない持分構成」と呼んでいます。本のほかの箇所は減点項目として読めますが、この一文は重みが違います。

주의
「最も好まない持分構成は、CEOを含むすべての共同創業者が、1/Nずつ均等に保有している形です。」(Lee Taek-kyung、第3章「投資家の思考と評価基準」、106ページ、脚注)— ほかの評価基準は、それぞれの配点の範囲内で、別の強みによって補えます。しかしこれは単独で、「持分が適切に配分されていなければ、有能なチームメンバーの本気のコミットメントを引き出すのは難しい」という判断に直結します。

重要なニュアンスがあります。50/50の配分が、自動的に同じカテゴリーに入るわけではありません。一般的な資本構成の助言は、50/50による意思決定の行き詰まりに注目します。しかし、1/Nの均等配分の本当の問題は、意思決定の膠着ではなく、その構成が発するシグナルそのものです。誰が最も大きな損失を引き受ける覚悟を持っているのか、わからないのです。

02

#VCが1/Nの均等配分から読み取る3つのこと — どれか1つでも見送りの理由になる

Lee Taek-kyungのペルソナが資本構成を読む方法をモデルにすると、VCが33/33/33を見た瞬間に導く推論は次の3つです。いずれも、アイデアや市場とは無関係に生じます。

VCが見るシグナルそこからの推論アイデアとは無関係か
33/33/33リーダーが決まっていないか、その話し合い自体を避けたはい — ビジネスモデルにかかわらず当てはまる
均等配分+全員が初日からフルタイム貢献度や負担するリスクの違いについて、交渉すらしていないはい — 交渉能力そのものへの疑念につながる
均等配分+ベスティングなし共同創業者が1人離脱すると、会社の運営そのものが止まるおそれがあるはい — その後の資金調達ラウンドを全面的に阻む
TIP
この3つをIR資料に明記する必要はありません。VCは資本構成表の1ページからすべてを推測します。実務上、VCは均等配分だけを理由に、総配点の50%を占めるチーム評価をすでに減点した状態で面談に臨みます。
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#優れたアイデアでも見送られる理由 — チームの配点は50%

Mashup Angelsのシード期の配点は、チーム50%/ペインポイント25%/市場15%/その他10%です。チーム評価だけの減点なら、ほかの項目で満点を取れば補えるように見えるかもしれません。しかし実際には、そうはなりません。

配点均等配分の場合に可能な最高得点構造的な上限
チーム(50%)50点中30点が上限リーダーシップの曖昧さが上限を決める
ペインポイント(25%)通常どおり得点できるただし「誰が最後までやり抜くのか」への答えはないまま
市場(15%)通常どおり得点できる—
その他(10%)資本構成そのものから即座に減点持分構成自体が評価項目
合計100点中およそ60–70点一般的な通過ラインである80点に届かない

つまり、有望な市場と明確なビジネスモデルがあっても、チーム評価が約60%で頭打ちになれば通過ラインを下回ります。資本構成そのものが、「このチームは最後までやり抜けるか」という問いに「不明」と答えてしまうからです。

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#再配分の手順 — 初回面談までに終える4つのステップ

すでに均等配分で始めているなら、初回面談までに再配分を終えることが、立て直しへの最短ルートです。面談後に再配分すると、「VCに言われたから変えただけ」と受け取られ、信頼を取り戻すどころか損ねます。

  1. 貢献度の違いについて合意する — フルタイムかパートタイムか、誰がより多く自己資金を出したか、誰が中核技術を持ち込んだかを、項目ごとに比較する
  2. 最終意思決定者を1人に定め、書面化する — CEOが議決権の過半数(50%+1株)を保有するか、取締役会で可否同数の場合に議長が決定票を持つ形にする
  3. 1年のクリフ付き4年間のベスティングを同時に導入する — 再配分とベスティングを組み合わせることで、「ただ乗りは認めない」という姿勢を示す
  4. 株主間契約を更新する — 新しい配分とベスティング条件を、定款、株主名簿、取締役会の決議議事録に一貫して反映する
체크
再配分後に審査を通過するよくある形は、60/30/10や55/30/15です。主導する創業者が単独で50%以上を持つ必要さえありません。明確な意思決定者が見え、ベスティングが整えば、チーム評価の上限は外れます。
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#再配分がこじれる典型例 — 早めに防ぐ

再配分の話し合い自体が、共同創業者間の紛争の出発点になることは少なくありません。次の3つのパターンを、起きる前に防ぎましょう。

よくあるパターンこじれる理由防ぐ方法
「自分の33%はそのまま残したい」貢献度の違いを認めない時間、資本、技術、人脈という客観的な基準で貢献度を採点し、結果を比較する
「VCに言われたから変えよう」外部の相手のせいにして責任を避ける「VCに言われる前に、自分たちで決める」と位置付け直す
「まず面談して、後で決めよう」均等配分を見た時点で、VCは面談にすら応じない面談を依頼する前に資本構成を整理する
주의
再配分の交渉が30日を超えて長引くなら、メンバーの1人が完全に離脱するシナリオも検討する価値があります。均等配分が表立った争いに発展すると、シードラウンドを阻むだけでなく、後続ラウンドのデューデリジェンスで案件全体を破談にしかねません。
まとめ

#セルフチェックリスト

自分たちのチームが、初回VC面談で見送られる均等配分の特徴に当てはまるかを確認する6項目です。1つでも「いいえ」があれば、面談を依頼する前に解決してください。

  1. 主導する共同創業者は50%+1株以上を保有していますか。それ以外の方法で議決権の過半数を確保していますか。
  2. 持分に差を設ける根拠は、貢献度、資本、技術、人脈を網羅する評価表に記録されていますか。
  3. 1年のクリフ付き4年間のベスティングが、すべての共同創業者に等しく適用されていますか。
  4. 共同創業者が離脱した場合の持分の取り戻しと再配分の条件が、株主間契約に明記されていますか。
  5. 変更内容は、定款、株主名簿、取締役会の決議議事録に一貫して反映されていますか。
  6. 再配分の交渉は30日以内に完了しましたか。(長期化自体が、投資案件にとっての危険信号です。)
CTA
資本構成表を添付すると、OpenSeedのAI審査が1/Nの均等配分、ベスティング条件の欠落、明確な意思決定者の不在を自動検出します。Mashup Angelsのペルソナをモデルに、初回面談前に見送られるリスクを指摘します。分析開始画面に表示される現在の支払い条件でご利用いただけます。
TIP
関連記事:共同創業者間の紛争 — よくある5つのパターンと防ぎ方 | OpenSeed - openseed.kr/blog/cofounder-disputes-cases
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