はじめに
#1人の総合型メンターが抱える限界
市場、技術、財務、チーム、法務、デザイン、マーケティングなど、事業計画書全体を1人で評価すると、その人の得意分野、不得意分野、偏りが結果全体を左右します。市場分析に強いメンターは財務面の評価が甘くなりがちで、その逆も起こります。
- 見落とし — メンターの不得意分野が、そのままレビューの弱点になる
- 偏り — メンターが経験してきた業界や個人的な好みが結果に入り込む
- 掘り下げの浅さ — すべての分野を1人で担当すると、各分野を十分に掘り下げられない
- 相互検証の不在 — 結果が1人の意見であるため、照合して妥当性を確かめる相手がいない
02
#分担レビューがもたらす4つの価値
| 価値 | 得られるもの |
|---|---|
| 見落としの防止 | 各分野をそれぞれの専門家が担当し、見落としを最小限に抑える |
| 視点の多様性 | 市場、技術、財務、法務などの観点から同時に評価する |
| 弱点の発見 | ある分野の強みに、別の分野の弱みが隠れなくなる |
| 意見の対立の可視化 | メンター間で意見が分かれた箇所から、重点的に掘り下げるべき点がわかる |
03
#OpenSeedの17の評価役
OpenSeedは7つのコア評価役と10の専門評価役を定義しています。専門評価役は事業との関連性に応じて適用され、別枠のChief Report Composerが該当する所見をまとめます。
- 7人のコアメンター — 課題定義、市場、財務、チーム、プロダクト、技術、リスク
- 10の専門評価役 — 法務、特許、会計、税務、信用、プロダクト管理、信用保証、技術評価、フランチャイズ、YC型の助言(事業との関連性に応じて適用)
- Chief Report Composer — 該当する所見を最終レポートにまとめる別枠の役割
TIP
OpenSeedはサイト上でメンターの全一覧を公開しているため、提出前に各メンターの担当分野を詳しく確認できます。
04
#分担の価値を最大化する運用原則
- 担当分野の分離 — 各メンターは自分の担当分野だけを評価し、専門外の意見は述べない
- 独立した評価 — 採点前に、ほかのメンターの結果を見ない
- 根拠の引用 — すべての点数に、その根拠となる事業計画書の該当箇所を添える
- 意見の対立の明示 — メンター間で意見が分かれた箇所を、別途わかるように示す
まとめ
#分担レビューの結果を活用する方法
- メンターごとの点数を比較し、事業計画書の強い分野と弱い分野を特定する
- メンター間の点数差が最も大きい分野を、追加検討の最優先事項にする
- Chiefメンターの総合判定が、個別分野の点数と整合しているか確認する
- 最も弱い分野へのコメントを、そのまま修正の指針として活用する
CTA
専門評価役は事業との関連性に応じて適用されます。現在の料金と利用条件は、分析開始画面の表示をご確認ください。
広告
関連記事技術・研究